Surfsharkだったら、海外から日本にアクセスするにも、日本から海外にアクセスするにも、低料金で利用出来るイチオシのVPNサービスです。実際にSurfsharkではどのようなVPNサーバーを利用できるのかを、実体験をまじえながら、このページで深掘りしていきますね。
SurfsharkのVPNサーバーの実態はどうなのかを知りたいな。
SurfsharkのVPNサーバーを実際に使ってみたけど、なかなかの優れものだよ。どんな種類があるのか、日本設置のVPNサーバーの実態はどうなのか、などを教えていくね。
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SurfsharkのVPNサーバーは世界中に何台あるの?
SurfsharkのVPNサーバーは、世界100カ国に、合計3,200台以上あります。日本、アメリカ、イギリスのような先進国から、ミャンマー、ナイジェリア、モロッコといった国まで、幅広い地域のVPNサーバーが利用できます。
先進国のような国をはじめ、多くの国のVPNサーバーは、物理的にもその国にサーバーが設置してあります。でも、国によってはネット速度が遅くて、VPNサーバー設置に適さない国もあります。また、VPN利用に法律的規制がある国もあります。政府が認めるVPN会社以外は違法になったりするんです。
そのような国では、仮想サーバーといって、サーバーの実際の設置場所はその国以外にあるけど、仮想的にその国にあるかのように見せかけているサーバーもあります。アゼルバイジャン、アルジェリア、インド、ウズベキスタン、エジプト、ガーナなど、約20カ国が仮想サーバーを採用しています。日本の場合は、物理的サーバーが日本国内に設置してあります。
Surfsharkの約3千台というVPNサーバー台数の数字は、NordVPNの約6千台やCyberGhostの1万台以上という数字と比較すると、少ないと感じる人もいるかもしれませんね。
でも、重要なことは、日本に設置してあるVPNサーバー台数であったり、それらのサーバーが、自分が見たいサイトに実際にアクセス可能かどうかなんですよね。ですので、世界に何台サーバーがあるかという数字は、多いほうが見栄えはいいけど、実質的にはそれほど重要ではなかったりもします。
日本設置のSurfshark VPNサーバーの台数
Surfsharkは日本設置のVPNサーバー台数を公開していません。Surfsharkと契約しても、静的IPが12台あることはサーバーリストを見るとわかるけど、実際に合計何台あるかはどこを見ても不明。なので、根気よく接続/切断を繰り返しながら、実際にいったい何台くらいのサーバー台数が日本にあるかを調べて見ることにしました。
その結果わかったことは、Surfsharkは静的IP以外に、最低69台はVPNサーバーがあることを確認しました。それ以降は、何度も接続/切断を繰り返しても重複IPアドレスばかしで、数字は増えませんでした。ですので、発見出来なかったサーバーがあるだろうことを考慮しても、静的IP12台+69台+アルファ=合計90~100台位ではないかと推測しています。
Surfshark使用の日本IPアドレス
日本設置VPNサーバーでは、どのようなIPアドレスが使われてるかも、あわせて調査してみました。その結果は、以下のようになります。
- 37.19.205.***
- 84.17.34.***
- 89.187.160.***
- 89.187.161.***
- 138.199.22.***
- 146.70.205.***
- 154.47.23.***
90~100台位という数字は他のVPN会社と比較してどうか?
VPN会社 | 日本サーバー台数 |
---|---|
Surfshark | 90~100台 |
NordVPN | 169台 |
ExpressVPN | 100台以上 |
CyberGhost | 100台強 |
NordVPNよりは劣るけど、ExpressVPNやCyberGhostと比較しても遜色ない数字ですね。格安VPNということを考えると、まずまず合格点と言っていいのではないでしょうか。
視聴可能VODをNordVPNと比較してみた
台数以上に大切なことは、実際に見たいサイトに繋がるか、ということですよね。従来の経験からすると、VPN会社の中でもNordVPNは優れた結果でした。Surfsharkは、そのNordVPNにも匹敵する程の優れたサーバーであることが判明しました。
実際に視聴可能の可否を調べたVODの一部を公開します。
VOD名 | Surfshark | NordVPN |
---|---|---|
TVer | ◎ | ◎ |
ameba | ◎ | ◎ |
U-NEXT | ◎ | ◎ |
Hulu | ◎ | ◎ |
Amazonプライムビデオ | ◎ | ◎ |
FODプレミアム | ◎ | ◎ |
ビデオマーケット | ◎ | × |
TELSA | ◎ | ○(拡張機能で) |
RakutenTV | ◎ | ○(拡張機能で) |
DAZN | × | ◎ |
※「○(拡張機能で)」というのは、NordVPNのアプリでは視聴出来なかったですが、拡張機能版NordVPNを使用したら視聴できた、というケースです。
Surfsharkは価格面を見ても、NordVPNよりも30%以上安いので、コスパ的にかなり優れたVPNサービスと言えますね。
Surfsharkの通信速度は?
さらに通信速度の調査もしましたが、結果も良好でした。これならば、動画視聴においても十分スピードです。VPNなしで313Mbpsのところ、VPNサーバーを介しても280台、290台Mbpsを記録したことは、ビックリしました。
自分の居場所とVPNサーバーの場所が離れると、ping値が大きくなってしまうのは避けられないので、しょうがないですね。
日本VPNサーバー | 速度Mbps | ping |
---|---|---|
VPNなし | 313 | 8 |
東京#14(静的IP) | 16 | 530 |
東京#15(静的IP) | 238 | 207 |
東京#16(静的IP) | 221 | 207 |
東京#17(静的IP) | 290 | 207 |
東京#18(静的IP) | 285 | 209 |
東京#19(静的IP) | 294 | 203 |
東京#20(静的IP) | 289 | 207 |
東京#21(静的IP) | 239 | 206 |
東京#22(静的IP) | 288 | 208 |
東京#23(静的IP) | 249 | 209 |
東京#24(静的IP) | 295 | 203 |
東京#25(静的IP) | 230 | 205 |
東京(ロケーション) | 188 | 254 |
東京(ロケーション) | 174 | 256 |
東京(ロケーション) | 218 | 250 |
東京(ロケーション) | 135 | 203 |
東京(ロケーション) | 128 | 203 |
MultiHOP 日本 ロサンゼルス経由 | 240 | 285 |
MultiHOP 日本 シドニー経由 | 302 | 153 |
MultiHOP 日本 オークランド経由 | 302 | 157 |
※東京#14のみ超低速。理由は不明。
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Surfsharkのサーバーの種類
Surfsharkにはどのようなサーバーの種類があるのでしょうか。Surfsharkでは、次の4種類からサーバーをから選べるようになっています。
ロケーション(国・都市)
国・都市を指定してサーバー接続する。日本は東京のみ(70~90台程あると推測)。サーバー(IPアドレス)は、多数ある中からランダムに選ばれます。
静的IP
ランダムではなく、固定IPアドレスのVPNサーバーに接続できる。静的IPアドレスのサーバーがあるのは、オランダ、シンガポール、ドイツ、日本、米国、英国の6カ国。日本が含まれていてラッキー。しかも、6カ国の中で一番多い12台の静的IPサーバーが用意されています。
実際に利用した感覚から言うと、同じ日本設置VPNサーバーでも、ロケーションから選べるサーバーよりも、静的IPのVPNサーバーの方が、日本の動画サイト視聴時に、安定して見れる傾向にあるようです。
MultiHOP
2箇所のサーバーを経由するVPN接続。発信元の居場所の特定をより困難にすることが出来る。通常は特に使う必要性はないけど、特殊な政治的案件を扱うジャーナリストや思想家などは必要性を感じることも。MultiHOPサーバーは以下の12接続になります。
- フランクフルトアムマイン/ロンドン経由
- パリ/ロンドン経由
- マンチェスター/フランクフルトアムマイン経由
- リスボン/サンフランシスコ経由
- サンフランシスコ/シドニー経由
- ダラス/オランダ経由
- ニューヨーク/トロント経由
- オランダ/シンガポール経由
- オランダ/ニューヨーク経由
- シンガポール/フランクフルトアムマイン経由
- スウェーデン/パリ経由
- 香港/シンガポール経由
このように、デフォルトでは、日本サーバーは含まれていませんが、でも実は、画面一番下の「接続を作成する」ボタンを押すことで、自分オリジナルのMultiHOPを作成することが出来ます。
最初に1つの目VPNサーバー(入口)のロケーションを選び、続いて2つ目のVPNサーバー(出口)を選びます。作成したら、MultiHOP一覧表に追加されます。
選べるサーバーは、ロケーションからのみになるので、特定サーバー(静的IPアドレス)を指定することはできませんが、希望の国・都市から選ぶことがきます。
なお、同じ国を入口と出口の両方に選択することはできませんが(例:入口 日本/出口 日本は不可)、都市が異なれば大丈夫です(例:入口 米国シアトル/出口 米国ロサンゼルスはOK)。接続先IPアドレスは、接続毎にランダムで決まります。
ひとつ発見したのですが、自分の最寄りのVPNサーバーを入り口にしてMultiHOPを作成すると、直接繋ぐよりも速度がアップし、pingの数字も小さくなります。
例えば自分はNZ在住なので、入口をニュージーランドやオーストラリア、出口を日本にすると、通常の日本VPNサーバー接続よりも、パフォーマンスがかなり向上します。これは裏技的になかなか良いと思いました。
専用IP
Surfsharkでは、自分だけの固有IDが持てる。ただし、専用IP機能は有料オプションで、月額費用として別途US$3.75掛かります。Surfsharkのスタータープラン24ヶ月の月額費用と同額位掛かるので、実質倍の費用になってしまう。便利だろうけど、高いですよね。自分はパスです。
これらとは別に、SurfsharkにはラウンディングIPという機能があります。ラウンディングIP機能を、設定でONにすると、指定した国内で、VPNサーバーが5~10分毎に変動します。実際に利用してみたら、日本サーバーの場合は5分置きに、VPNサーバー(IPドメイン)が変わりました。自分の拠点(自分のIPアドレス)を徹底的に隠したいという人には、有り難い機能かもしれないですが、自分達のような善良な(?)一般市民は、特に使う機能ではないと感じています。
なおSurfsharkには、NordVPNのような、難読化サーバー、Onion Over VPN、P2Pサーバーはありません。でも、実際にはこういったサーバーを使うことは、ほとんどのケースでないので(少なくとも自分は)、特に必要性を感じません。
最後に
Surfsharkは他社と比べても格安VPNサービスなので、サーバーが劣っているのでは、とも危惧していましたが、結果は全然そんなことはありませんでした。日本設置のVPNサーバー台数も十分にありますし、日本サイトへの接続状況も、他社と比べても良好でした。
さらにスピードも申し分なしという結果。NordVPNよりも全体的に速いですし、CyberGhostのような速度ムラが生じることも、ほぼありませんでした。Surfsharkの静的IPは、日本サイトにアクセスする上で、かなり優秀な印象を受けました。
通常は、日本の静的IPをお気に入りに登録しておいて、そこからワンタッチで接続するようにすれば、快適VPNライフを送ることが出来ますね。
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