安い!PIA(Private Internet Access)の評判と実際に使ってみた感想

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とにかく安いVPNが知りたい!という人には是非知って欲しいのがPrivate Internet Access(略してPIA)。

日本では、ExpressVPNやNordVPN、ミレンVPN等と比べて知名度が劣っているせいか、知らない人もいるかもしれませんね。でも、実は格安VPNとしてよく知られているCyberGhostやSurfsharkなどと比べても、実はもっと格安に利用できるVPNが、PIA(Private Internet Access)なんです。

PIAに関するネット上の評判が本当かどうか。また、実際にPIAを利用してみた感想も、本音でお伝えしていきます。

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目次

PIAのネット上の評判を検証します

ネット上のウェブサイトや口コミサイトなどに書かれているPIAに関する評判情報が本当かどうかを、しっかりと検証していきたいと思います。

安いと評判のPIAの価格を検証

ではさっそくですが、安いと評判のPIAの価格から検証していきましょう。

PIAのの価格がどれくらい安いのか、他社VPN会社と比較してました。

ポン太

PIAってそんなに安いの?

どこらく

知らなかったでしょ?
次の表をみれば一目瞭然だよ。
評判通りの安さだよ。

最安値プランだと

VPN会社最安値(月額)最安値プラン
PIA 270円2年プラン
CyberGhost319円2年プラン
Surfshark361円2年プラン
NordVPN499円2年プラン
ExpressVPN 1,001円1年プラン
価格は2024年4月調査時点

PIAには、1ヶ月プラン、6ヶ月プラン、2年プランの3種類があるのですが、その中の2年プランを選ぶと、驚くほど低価格でVPN利用することが出来ます。

30日間返金保証もついているので、何かあっても安心。仮に、登録後にやっぱり止めておこうと思った場合でも、30日以内に解約手続きをして、サポートに返金申請をすれば、全額返金してくれます。

PIAは、10年以上実績のある会社です。また、所在地や会社情報をサイト内に公開していないVPN会社が多い中、VPNは運営元もしっかりと明示しています。

Private Internet Access, Inc
5555 DTC Parkway, Suite360, Greenwood Village, Colorado . United States USA

さらに、親会社は、ExpressVPNやCyberGhostと同じセキュリティ会社「Kape Technologies」です。身元がはっきりとした会社ですので、返金保証精度も安心して利用できますよね。

PIAはVPNサーバー台数が多いという評判は本当?

本当です。PIAはVPNサーバー総台数を公式には公開していませんが、実際には世界91カ国に全3万5千台のVPNサーバーを保有しています。以下を見てもらえればわかりますが、他社VPNと比較しても、圧倒的に多い数です。

VPN会社国数VPNサーバー数
PIA91カ国35,000台
CyberGhost100カ国以上12,000台以上
NordVPN60カ国6,000台
ProtonVPN91カ国4,700台
Surfshark100カ国3,200台以上
ExpressVPN105カ国2,000台以上

多いのは良いことです。でも、実際にPIAを利用してから分かったことですが、実際には仮想サーバーが多いです。

もちろん、どこのVPN会社も仮想サーバーを設置している場所はあります。でも、それらと比較してもPIAの仮想サーバー数は、かなり多い印象です。

PIAをの場合、例えばアメリカには多くの州のVPNサーバーがありますが、その多くは最寄りの主要な州に設置しています。韓国のサーバーを調べたら、実際にはロシアのウラジオストックにありました。また、モンゴルのサーバーや台湾の一部のサーバーは、実は日本の東京にあったりします。

仮想サーバーであっても、仮想国にあるように見せかけることができるのですが、やはり完璧ではありません。アクセス先によっては、本当のサーバー設置場所がバレる可能性もあります。その場合は、アクセスがはじかれる可能性もあります。

ですので結論を言うと、PIAはたしかにVPNサーバー数は、他社と比較してもの凄く多いですが、仮想サーバーも圧倒的に多いので、一長一短といったところではあります。

PIAはVPNが突然切断されることがある、という悪評は本当か?

VPN接続中に突然切断されて、「VPNサーバーへの接続を確立できませんでした。サポートにお問い合わせください。」というメッセージがアプリ上に表示される事例が報告されているようです。

接続したいサーバーになかなか繋がらなくて(自分の場合は中国のサーバーに)、このメッセージが出たことはありますが、PIA利用中に突然VPNが切れて。このメッセージが出たという経験は、今のところありません。

でも、可能性としてはあるとは思います。どのVPNでも、このようなことは起こり得ると公式に言っていますので、きっとPIAでもあるでしょう。

逆に言えば、そのようなことが起こることが前提だからこそ、キルスイッチという機能があるわけですからね。

でも、頻繁に接続が切れたら嫌ですね。今後も、様子を見守っていこうと思います。同様の事象を体験したら、この記事内で報告するようにします。

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PIA(Private Internet Access)を実際に使用したうえので感想

日本サイトへのアクセスはどうだった?

海外から日本の動画視聴サイトなどへアクセスすることが目的でVPN利用を検討している人もいるかと思います。そういった人にとっては、PIAを利用して日本サイトへのアクセスの具合が大変気になりますよね。

自分も同様に、海外から日本へのアクセスを主目的にVPN利用していますので、PIAの日本へのアクセスも徹底的に調べてみました。

日本設置のVPNサーバー数

PIAでは、日本設置サーバー台数を公表していません。なので、実際に自分で接続/切断を繰り返して、どれくらいあるのかの推定数を調べてみました。その結果、推定台数は、合計約200台弱だと思われます。

日本 東京(通常サーバー)
推定 約150台

日本 ストリーミング最適化済みサーバー
推定 約30台

拡張機能向け日本東京サーバー
推定 約10~20台

PIAの場合、特定VPNサーバー(IPアドレス)を指定して接続はできないけど、接続毎に違うVPNサーバーにつながるから、VPNサーバーが沢山ある恩恵は受けられると思います。

日本の動画視聴サイトは見れる?

日本の動画視聴サイト(VOD)で無事に視聴出来る成功率は、だいたいCyberGhostと同じくらい。でも、ExpressVPNやSurfsharkと比べると、若干劣る感じです。

VPN会社日本へのアクセス成功度
PIA
ExpresVPN
NordVPN
Surfshark
CyberGhost

でも大事なことは、自分が視聴したいサイトに接続できるかどうかですよね。なので、たとえ視聴できないVODがあったとしても、自分が見たいサイトが大丈夫だったら、PIAでオッケーということです。そうすれば、わざわざ高いお金を出して他の会社のVPNサービスを契約する必要はありませんからね。

スピードは問題ない?

時間帯によって若干スピードの違いはあるようですが、ニュージーランドから日本のVPNサーバーに接続したところ、常時だいたい150~250Mbpsくらいの速度で接続出来ました。

日本1
速度:Mbps
同左
速度:Mbps
日本2
速度:Mbps
同左
速度:Mbps
182255181269
227228175246
195250160225
155241190188
162301194215
180288174161
197200181199
181301206192
197256208217
143257202251
日本1:ストリーミング最適化済みサーバー
日本2:日本 東京の一般サーバー     

このくらいのスピードがあれば、YouTubeはもちろん、4Kの動画視聴でもまったく問題ない速度ですね。

ただし、スピードは接続する国によって結構大きく異なってくるようです。

接続先1回目2回目
VPNなし289243
日本 東京152158
日本 ストリーミング125173
韓国3818
中国1030.05
カナダ バンクーバ10231
米 ニューヨーク10074
米 ラスベガス14290
英 ロンドン3568
オランダ89117
ニュージーランド181121

アメリカは日本接続に比べたら遅いですが、一応許容範囲かなという感じです。

お隣さんの韓国は結構遅いですね。韓国のサイトにアクセスしたい人も多いでしょうから残念な結果です。韓国は物理サーバーでなく、仮想サーバーなんです。実際のサーバー設置場所は、ロシアのウラジオストックです。

中国は時間によっては酷かったですね。2回目は、計測不能か、測れても0.05Mbpsという結果に終わりました。

PIAの印象としては、国や時間帯によるスピードのムラが大きいような感じがします。特に残念に感じたのが韓国。韓国の動画を視聴したい人は、他社のVPNの方がいいかもしれません。

いっぽうで、日本のVPNサーバーに接続したい人は、わりと安定していますし、スピード的にも問題ないです。PIAは、自分のような海外から日本サイトにアクセスする人向けVPNサービスと言ってよさそうです。

マルチホップを使うと速度は遅くなる?

マルチホップで最初に経由するVPNサーバーは、次の場所から選べます。

  • アメリカ(西部、シアトル、テキサス、東部)
  • カナダ バンクーバー
  • 日本 東京
  • オランダ
  • 英国 マンチェスター
  • スイス

速度は、経由国により異なってきます。

英国マンチェスターを経由して日本にアクセスするマルチホップを試した際、スピードはビックリするほど低速になりました。なんと、5Mbps。これだと使い物になりませんね。

それ以外でもオランダ経由日本アクセスで36Mbps、米シアトル経由日本アクセスで11Mbpsなどが計測されました。

ただ、カナダ・バンクーバー経由日本アクセスでは、83Mbps。アメリカ西部経由日本アクセスでは105Mbpsを計測するなど、経由ボイントによって、かなり速度は異りました。

マルチホップ(難読化サーバー)機能を使用した際は、他社VPNでも遅くなるのは一般的ではありますから、仮に遅くても、驚くような結果ではないのかもしれません。

Chrome拡張機能でPIA使った際の感想は?

使える機能は、アプリと比べて制限されているようですね。でも、VPNサーバーに繋がるまでの待ち時間は、アプリと比較してかなり高速な印象です。スピード感は、とっても良いですね。

バイパスリストも設定できるので、VPN経由したくないURLを指定して、迂回させることも可能です。

少し不便に感じた点は、拡張機能でVPN機能を切断した直後、キルスイッチを使用していないのにもかかわらず、暫くの間、該当ブラウザでのネット接続が出来なくなる事象が発生したことです。

暫く待てば、また再びブラウザでネットを使うことができるようにはなりますが、結構な時間待たなければなりませんでした。これは何とかしてほしいですね。

それと、拡張機能でVPN接続/切断を何回も繰り返していたら、突然、VPN接続不可能になったことがありました。サポートに問い合わせしましたが、原因ははっきりとはわからず。でも、特定サーバーが自分のIPアドレスを一定期間ブロックした可能性はあるとのことでした。30分程したら再び接続可能になりました。

なお、アプリと拡張機能を同時にVPN接続ONにした場合は、拡張機能で選択したVPNサーバーに繋がります。

PIAのスプリットトンネル機能の感想は?

スプリットトンネル機能を使うと、指定した特定のアプリやIPアドレスを、VPN経由にしたり、VPN迂回をさせたりすることが出来ます。自分が使用した限りだと、Windowsアプリ版のスプリットトンネルは、問題なく動作しました。

ただひとつ不便に感じたのは、ウェブサイトの指定は、IPアドレスでのみで、URL入力が出来ない点です。次のようなサイトで、URLからIPアドレスを逆引きする必要があります。他のVPNではこのようなことはないので、少し残念な点ではあります。

株式会社ウェブ企画パートナーズ
IPアドレス/ドメイン変換(正引き・逆引き)|便利ツール|株式会社ウェブ企画パートナーズ グローバルIPアドレス(IPv4)を入力するとドメイン名(FQDN)が、ドメイン名を入力するとIPアドレスが表示されます。

Chrome拡張機能でも、独自にスプリットトンネル機能を利用することができます。機能の名前はスプリットトンネルではなく、バイパスリストと呼びます。

バイパスリストに指定したウェブサイトをVPN迂回させることが出来ます。Chrome拡張機能のバイパスにおいては、IPアドレスではなく、URLで入力可能です。

ただ、Chromeのバイパスリストでは、正常に動作しないこともありました。例えば、地元(海外)のテレビ局のオンデマンドサービスをバイパスリストに登録したうえで、日本のVPNサーバーに繋いでみました。本来ならVPN迂回して、地元テレビ局の動画が視聴できるはずですが、視聴不可になってしまいました。これは、正常にVPN迂回していない証です。

PIAのサポートはどう?

PIAサポートのチャットは日本語不可という口コミを見かけましたが、実際はそんなことはありませんでした。チャットで日本語入力すれば、自動的にAI翻訳され、相手の返信も日本語表示されます。

英語でやり取りすることができる人は、英語でやり取りしたほうが、AI翻訳よりもいいかもしれませんが、英語が苦手な人でも自動AI翻訳機能が装備されているので、安心して大丈夫です。

サポートの返信レスポンスも悪くないです。問題なく、スムーズなやり取りが出来ました。サポートの技術的な質は、大抵のどこのVPNもそうですが、それほど高いという印象はありませんでした。ただ、個人差はあるのだと思います。

一度で思ったような解決策が得られなかったら、再度チャットをトライし、他のオペレーターに同じ質門をしてみるのも手かもしれません。

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その他にPIAの疑問点は?

同時接続台数は10台?無制限?

PIAの情報を調べていると、PIAの同時接続台数は10台という情報と、無制限という情報を目にするかもしれません。

正しい答えは、「無制限!」です。

たしかに以前は10台という制限がありましたが、2023年3月16日にPIA公式サイト内に投稿された記事にて、「現在は、10台→無制限にアップグレードしています。」と明記しています。

現在自分がPIAにアプリをインストールしている端末は4台ですが、さらに増えても問題なし。さらに、家族の分もあわせてPIAに同時接続させても、問題なく使えますね。

PIAのプロトコルの種類は?

PIAで使用できるプロトコルは、次の3種類になります。

  • OpenVPN(TCP)
  • OpenVPN(UDP)
  • WireGuard

デフォルトではOpenVPN(UDP)になっています。OpenVPNのうち、一般的にはTCPは安全性重視で、UDPは速度重視のプロトコルと言われています。2001年に開発されたOpenVPNに対し、WireGuardは2019年に導入された技術で、高速かつ安全なプロトコルとされています。

他社のVPNではオリジナルのプロトコルも採用しているところもありますが、PIAは既成のプロトコルのみです。開発コストが抑えれれていることが、低価格を実現させている一因になっているのかもしれません。

なお、OpenVPNを選んだ際、データ暗号化をAES-128(デフォルト)か、AES-256から選べるようになっています。AES-256の方がより強力な暗号化処理がされているので、セキュリティ重視でいくならAES-256を選択して方がよいです。

まとめ

VPNを出来る限りお手頃な価格で利用したいと思っている人にとって、PIA(Private Internet Access)はかなり魅力的なVPNサービスです。月額200円ちょっとで利用できるVPNサービスは、他を探してもなかなかありません。

どのプランのお申し込みでも、30日間返金保証付きになっています。なので、安心して申し込みできますよね。まずは試してみて、気に入ればそのまま利用すればいいし、もし気に入らなかったら30日以内に解約・返金手続きしてかまいません。

PIAのアプリの設定は少し難しそうですが、本記事内で説明したような初期設定方法にしておけば、問題なく使用出来ますので、安心してくださいね。

自分のように、VPNを海外から日本へのアクセスに使用したいと考えている人も多いかと思います。PIAは日本サーバーも数多く設置しています。ただ、どのVPNもそうですが、全てのサイトにアクセスできるわけではありません。

なので、まずは30日間返金保証を利用して、あなたが見たいサイトへのアクセスが出来るかを実際に試してみてください。PIAでアクセス可能だったら、こんな嬉しいことはありません。他社の高いVPNと契約しなくても、格安PIAでVPNライフを満喫することが出来ます!

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