NordVPNは拡張機能でも使えるって本当?
よく知ってるね。
そうなんだ、NordVPNは主要ブラウザの拡張機能版でも利用可能。便利な点も不便な点も教えるから、このページを読んだ後は、NordVPN拡張機能マスターになってるよ😁
このページでわかること
- どのブラウザで使えるか
- ダウンロード方法
- 初期設定方法
- 拡張機能でどんな便利なことが出来るか
- 拡張機能を使ってみて不満に感じた点
NordVPNはブラウザ拡張機能でも使用可能
VPNサービスの中でも、日本設置サーバー数が多いのが魅力的なNordVPN。そのNordVPNには、ブラウザ拡張機能でも使うことが出来るんですよ。
メリットとしては、NordVPNの通常のアプリを起動させることなく(起動させてもOKですが)、グーグルクロム等のブラウザ上でVPNサーバーに繋ぐことが出来ちゃうわけです。
自分も以前に無料版VPNのHola VPNというクロム拡張機能を使ってVPN接続していたことがあります。でも正直言って、無料版Hola VPNの拡張機能は、嫌気がさすほど使い勝手が悪かった。
でも、NordVPNの拡張機能はそんなことないいたってシンプルで、超使いやすい。機能的にも使いこなせれば、最強レベルの拡張機能だと思います。
どのブラウザでNordVPN拡張機能が使えるの?
NordVPN拡張機能はグーグルクロム(Google chrome)を筆頭に、その他の主要ブラウザでもある、ファイアーフォックス(Firefox)、エッジ(Edge)でも利用することが出来ます。
自分の場合は、仕事で使うメインブラウザはFirefox、動画視聴はGoogle chrome、最近はAIのBing チャットも利用している都合上Edgeも使用。なので、自分が現在使用中の全ブラウザーでNordVPN拡張機能を使うことが出来ます。
マックユーザーやアイフォンユーザーの中には、サファリ(Safari)をメインで使っている人もいるかもしれないけど、そういった人達はちょっと残念ではありますね。
NordVPN拡張機能をダウンロードしよう
NordVPN拡張機能は、NordVPN公式ストア、もしくはChromeウェブストア(FirefoxはFirefox Browser ADD-ONS、EdgeはEdgeアドオン)でダウンロードすることが出来ます。ダウンロードを済ませたら、有効化してあげてください。そうすると、使うことが出来るようになります。
まずは簡単に初期設定
拡張機能で設定する項目は、アプリと比べてかなりシンプル。なので、ちゃちゃっと初期設定を済ませてしまいましょう。とりあえず、次の通りに設定しておけばオッケーです。
General(一般)
・Language(言語):English(英語)を選択
言語選択は、English(英語)/Deutsch(オランダ語)/Francias(フランス語)の三言語しかないので、とりあえず英語になりますよね。
・Appearance(外観):Systemを選択
Dark mode(ダークモード)、Light mode(ライトモード)を指定してもいいです。
・Help us improve:OFFを選択
自分はOFFでいいと思ってます。
Connection(接続)
・Auto-connect(自動接続):ONを推奨
便利なのでONがおすすめ
・Split tunneling(スプリットトンネリング):不使用
便利だけど利用はしない。
理由は、本ページの後半で説明。
・Kill Switch(キルスイッチ):ON推奨
セキュリティ考慮して
Security and privacy(セキュリティ&プライバシー)
・Stop WebRTC leak(WebRTC漏洩防止):ON推奨
音声チャット等に使用されているWebRTCという技術経由で情報が漏れることを防止
・Threat Protection Lite(脅威対策ライト):OFF)推奨
ONにするとサイトによっては挙動がおかしくなるので、自分はOFFにしてます。
・Warning(警告):ON推奨
危険なサイトの際は警告して欲しいですからね。
・Location Spoofing(ロケーションスプーフィング):ひとまずOFF
自分の位置情報とタイムゾーンをVPNサーバーがある場所に偽装出来る機能。タイムゾーンが異なるために接続できませんとメッセージが出る日本の動画サイト等もあるが、そいうった状況を回避するために使える。しかし使用当初は、ひとまずはOFFにしておいてかまわない。
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NordVPN拡張機能でどんな便利な使い方が出来る?
NordVPNをアプリ版で使用した場合、特定のドメイン(ウェブブサイト)だけVPN接続から外すとか、逆に、特定ドメインだけVPN接続にするなんて選択は出来ない。いっぽうで、NordVPN拡張機能版だと、スプリットトンネリング機能を使うとそれが出来るんです。
こんな使い方が出来てすご~い!
そうでしょ!
この機能は色々と便利に使いこなせそうでワクワクするよ。
例えば自分の場合だと、基本的にはどのドメインも日本VPNサーバーで繋ぎたいけど、地元(海外)の銀行とか、地元のオンデマンドテレビはローカルアクセスのままにして使用したいという希望があるんですけど、それが実現出来ちゃうんです。
NordVPNをアプリ版にもスプリットトンネリング機能はあるけど、選択したアプリ(クロムとかアウトルックとか)単位でVPNを有効/無効にするということは出来るけど、ドメイン単位でVPNの有効/無効は設定できないので、この拡張機能でのスプリットトンネリング機能は、めちゃめちゃ便利です。
ブラウザ毎にVPN接続先を変えられる
NordVPNアプリ版だと、VPNサーバーはひとつの接続先しか選べない。だから、グーグルクロムは大阪のVPNサーバー、ファイアーフォックでは東京のVPNサーバーに繋ぎたいといった使い方。
また、グーグルクロムは韓国、ファイアーフォックスはアメリカ、エッジは日本経由で接続するいった、ブラウザ毎に接続する国を変えるという使い方は出来ません。
でも、NordVPN拡張機能版だと、ブラウザ毎に接続先を設定することが可能なので、こういったことが実現出来るんです。インターネットを使って仕事をしている人なんかは、ブラウザ毎に、各国の検索結果を別々に確認したい、なんて場合にも便利な使い方だと言えますよね。
アプリをONのまま拡張機能もONにしたらどうなる?
NordVPNアプリとNordVPN拡張機能を両方ONにして、それぞれ違う接続先にしたらどちらの接続先は優先されるか?
例えば、NordVPNアプリではアメリカVPNサーバーを設定して、NordVPN拡張機能では日本VPNサーバーを設定した場合など。このような疑問を持ったので、IPアドレスチェッカーを使って、実際のVPNサーバーの接続先を確認してみたんです。
結果は、両方ON状態の場合は、ブラウザのNordVPN拡張機能の接続先が優先されることがわかりました。
アプリよりも拡張機能が優先!
その通り!
例えば上記の例だったら、アプリで設定したアメリカVPNサーバーではなく、拡張機能で設定した日本VPNサーバーの方に繋がるといった具合です。
ちなみに勘違いしてはいけないのが、この場合はダブルVPNになるというわけではないこと。アプリで設定したアメリカVPNサーバー経由で、拡張機能で設定した日本VPNサーバーに繋がるわけではないです。あくまでも、拡張機能で設定した日本VPNサーバーのみに繋がる、ということです。
不満に感じた点もあるんです
NordVPN拡張機能は、便利な使い方が出来る素晴らしい機能だと思う一方で、実際に拡張機能を使ってみたら、残念ながら不満に感じた点もありました。
日本語化できない
まずは小さな不満点から。NordVPNのアプリやログイン画面などは日本語化できるんだけど、拡張機能に関しては日本語化はできない。英語とオランダ語、フランス語しか設定できないんですよね。でも実際、困ることはなかったです。拡張機能の使い方は至ってシンプルなので、使用上支障が出ることは全くありませんでした。
特定のVPNサーバーを指定できない
アプリ版では、例えば日本の#666サーバーに接続したいなんてことも可能だった。でも、拡張機能版の方は、東京か大阪か、という選択までは出来るんだけど、何番サーバーに接続、という番号指定まではできなかった。でも、どの日本VPNサーバーを使用しても、ほとんどの動画視聴サービスには接続可能だったので、実質問題を感じることはなかったです。
グーグルクロムのNordVPN拡張機能にログイン出来なくなることが発生する
ファイアーフォックスやエッジの場合は大丈夫なんですけど、クロムの場合、拡張機能にログイン出来なることが、たびたび発生するんです。
「We’re having trouble logging you in. Please try again.(只今ログインに支障が出ています。再度トライしてください。)」と表示されて、暫く経ってから再度トライを繰り返しても駄目。当然、正しいユーザーネームとパスワードを入力しています。
この現象が起きている最中は、NordVPN使用中であるかないかにかかわらず、クロムのタグ(他のウェブサイト)のいずれにもアクセスできない状態になってしまうのです。
こんな時のヘルプサポートだと思って、チャットでオペレーターに相談しましたが、結局解決に至るような助言は提示してもらえませんでした。
最終的に、グーグルクロムのNordVPN拡張機能を一度削除して、再インストールすることで解決しました。でも、暫くすると再度同じような不具合が発生し、再インストールを繰り返す羽目になりました。
スプリットトンネリング機能が正常に作動しないサイトがある
拡張機能版のスプリットトンネリング機能は、ドメイン毎にVPN接続の可否を設定出来る点がとても便利。だけど残念ながら、正常に動作しないこともありました。
例えば、基本はローカル接続(海外からの接続)にして、TVerのみを日本VPNサーバー経由で接続するように、スプリットトンネリングでそのように設定をしてみたんです。ところが、日本VPNサーバーなら通常繋がるはずのTVerが、外国からのアクセス扱いになって視聴出来ないという現象が起きてしまったんです。
TVerではなく他の動画視聴サイトを試した場合(Abema等)は正常に動作したので、動画視聴サイトによってうまく作動する/しない、があるのかもしれません。
Error1016問題
拡張機能の動作確認を、オンラインラジオサービスのradiko(ラジコ)を使って試した際のことです。VPN接続のON/OFFを繰り返していたら、突然、今迄アクセス可能だったradikoから、アクセスが弾かれるようになってしまったんです。
時には画面に何も表示されなかったり、時には「Error1016 Origin DNS error」と表示されたりして。使用中だったグーグルクロムとファイアーフォックスの両方で、同時にこのような事象が発生しました。ちなみにラジコ以外のサイトは通常通りアクセス可能。
こういう場合は、まずはブラウザの再起動だなと思い試したが効果なし。拡張機能のログオフ/ログインをし直しても駄目。
こうなったら次は、パソコンの再起動。再起動後は、一瞬クロムの方は、アクセス可能になったけど、またすぐにError1016が表示されアクセス不能に。
しかたがないので、Wi-fiルーターの電源を一度切っての再起動。結局これでも駄目。関係はないと思うけど、NordVPNのアプリの削除/再インストールも試みてみたけど、効果はなし。
その後は、クロムでは復活、クロム/ファイアーフォックス両方駄目、ファイアーフォックスのみで復活、などを繰り返し、最終的には拡張機能の利用を諦めました。
Error1016 のエラーメッセージには「You’ve requested a page on website (radiko.jp) that is on the Cloudflare network. Cloudflare is currently resolve your requested domain (radiko.jp).」との表示がありました。
ラジコが使用しているCloudflareというサーバーで一時的な不具合が発生しているのか、それとも一時的に自分からの接続を拒否しているのかはわかりませんでした。また機会があれば調査してみたいと思います。
なんだかややこしそうな話だなぁ。
そうなんだよね・・・
これに関してはまだ原因究明途中なんだ。
最後に
NordVPN拡張機能を実際に使ってみたところ、色々と不具合もあって、最終的には拡張機能の利用を諦めました。凄く魅力的な機能だっただけに残念です。
でもだからといって、誰もが拡張機能の利用を諦めることはないかもしれません。自分の場合は、他の拡張機能が何かしら干渉して邪魔していたのかもしれないし、人によって設定環境が異なるので、問題なく利用出来る人もいるかもしれないからです。自分もまた時間が経って再トライしたら上手くいくんじゃないかとも願っています。
NordVPN拡張機能においてはいくつかの不満点があったものの、それ以外の面ではNordVPNは快適に使用出来ています。NordVPNは依然としておすすめVPNだと思ってます。
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